メニュー-環境設定<設定項目>

Unicodeは同じでも、文字によっては使用するフォントによりシフトJISコードが異なるものがあります。
シフトJISコードのデータとUnicodeのデータを変換するときに使うエンコーディングの方式を選択します。
Unicodeに対応していないアプリケーションで、使用するフォントによって設定しておくと効果的です。

※辞書ユーティリティ・省入力データ編集ツールの各ツールで、使用するツールごとに設定します。
単語ファイル・用例ファイル、学習対象のファイル、推測変換用のデータを扱うときなどに利用されます。

[例]Unicodeは同じでも、フォントによりシフトJISコードが違う文字
  Osakaフォント ヒラギノフォント
Unicode:3230( (日) シフトJIS:8740 シフトJIS:なし
Unicode:2460( 白丸数字の1 シフトJIS:8540 シフトJIS:8740

設定項目の説明

Shift JISを読み書きするエンコーディング
Shift JIS→Unicode、またはUnicode→Shift JISに変換するときに、変換に使用する形式を選択します。
  • 日本語(Mac OS)
    常にOsakaフォントの形式で変換します。
    Mac OS上の、Unicodeに対応していないアプリケーションで、OsakaフォントやMS明朝・MSゴシックなどを使用してデータの書き込みや読み込みをするときなどに、この形式を選択します。
  • 日本語(Shift JIS)
    ヒラギノフォントや細明朝フォントの形式で変換します。
    Mac OS上の、Unicodeに対応していないアプリケーションで、ヒラギノフォントや細明朝フォントなどを使用してデータの書き込みや読み込みをするときなどに、この形式を選択します。
    ほかのOS上でデータを使用する可能性がある場合は、この形式を選択します。
【 変換例:辞書ユーティリティで、「 白丸数字の1 」を含んだ単語ファイルを一括登録する 】
  エンコーディングの方式
日本語(Mac OS)
エンコーディングの方式
日本語(ShiftJIS)
Osakaフォント
(シフトJIS:8540、Unicode:2460)
シフトJIS:8540( 白丸数字の1
 ▼
Unicode:2460( 白丸数字の1 )で登録
シフトJIS:8540( 白丸数字の1
 ▼
Unicode:該当なし(?)で登録
ヒラギノフォント
(シフトJIS:8740、Unicode:2460
シフトJIS:8740( 白丸数字の1
 ▼
Unicode:3230( (日) )で登録
シフトJIS:8740( 白丸数字の1
 ▼
Unicode:2460( 白丸数字の1 )で登録
【 登録した、Unicode:3230( (日) )を単語出力する 】
  エンコーディングの方式
日本語(Mac OS)
エンコーディングの方式
日本語(ShiftJIS)
Unicode:3230( (日) シフトJIS:8740( (日) シフトJIS:該当なし(?)