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ATOKダイレクト API セットアップ手順(ATOK 2010向け)

セットアップツールの利用

作成したプラグインをATOK 2010 で使用する場合、セットアップツールを使用してプラグインを転送する必要があります。
ここでは、セットアップするスクリプトファイル名を「plugin_sample.rb 」、情報ファイルを 「plugin_sample.xml 」として、作成手順を示します。

セットアップファイル構成

SETUP.EXE
セットアッププログラム
ATOK_PLUGIN_MESSAGE.DLL
ATOK ダイレクトライブラリ
LICENSE.TXT
使用許諾テキスト(不要な場合は省略可能)
SETUPINFO.XML
設定ファイル
[DATA]フォルダ
転送するファイルである、plugin_sample.rb plugin_sample.xmlを格納するフォルダを記述します。

セットアップを作成するには、

  • フォルダを作成し、転送するファイルを格納
  • 設定ファイル、SETUPINFO.XML の編集

の2つの作業を行う必要があります。

【手順1】[DATA]フォルダを作成し、転送するファイルを格納する

セットアップモジュールに含まれる「SETUP.EXE」と同階層に、適当な名前のフォルダを作成し、その中にセットアップするファイルを格納します。
上記例では「DATA」フォルダを作成し、その中に「plugin_sample.rb」「plugin_sample.xml」を格納します。

【手順2】設定ファイル「SETUPINFO.XML」の作成

セットアッププログラムは、セットアップモジュールに含まれる「SETUP.EXE 」と同階層にある「SETUPINFO.XML」を設定ファイルとして認識します。 SETUPINFO.XML には、

  • スクリプトファイルの格納先フォルダ
    ※上の例では「DATA 」フォルダ
  • プラグインのスクリプトファイルとして扱うファイル
    ※上記の例では「plugin_sample.rb 」

を指定します。

設定ファイルの記述例

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>


<setup_info_list>


  <setup_info>
    <data_folder_name>DATA</data_folder_name>
    <plugin_file_name>plugin_sample.rb</plugin_file_name>
    <plugin_enable>true</plugin_enable>
    <only_individual_run>false</only_individual_run>
    <add_position>1</add_position>
  </setup_info>


</setup_info_list>

より詳細な環境設定の情報は次の通り。

setup_info_list
root タグ。
setup_info
このタグ内に、セットアップ情報が記述されます。
data_folder_name
セットアップするファイルが含まれるフォルダ名を指定します。
SETUP.EXE と同階層にある必要があります。
セットアッププログラムは、ここで設定したフォルダ以下のファイル、フォルダを転送します。
plugin_file_name
セットアップするプラグインのファイル名を指定します。
ATOK ダイレクトが実行された場合、ここで記述したファイル名の処理を呼び出します。
plugin_enable
セットアップ後の使用可能状態を記述します。
true のとき、セットアップ後、設定の変更なしに使用可能です。
falseのとき、プラグインを使用するには、ATOK ダイレクトの環境設定より選択する必要があります。
only_individual_run
ATOK ダイレクトの検索処理において、「プラグインを指定して検索」の時のみ実行する場合trueとします。
false の場合は「すべてのプラグインで検索」「プラグインを指定して検索」の場合とも有効です。
この設定は、ATOK ダイレクトの環境設定−プラグインの「詳細」より変更可能です。
add_position
環境設定のプラグインリストの追加する位置を指定します。
  • 0のとき、設定されているプラグイン一覧の先頭
  • 1のとき、設定されているプラグイン一覧の終端
に追加します。

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セットアップ先フォルダ

セットアップツールで転送したプラグインはATOK ダイレクトプラグイン転送先のフォルダにコピーされます。転送先フォルダは、windows 転送先ドライブがC ドライブの場合、通常

  • C:\Program Files\JustSystems\ATOK\ATOKDIRECT\Plugin
  • C:\Program Files\Justsystem\ATOK\ATOKDIRECT\Plugin
  • C:\JUST\\ATOK\ATOKDIRECT\Plugin

のいずれかとなります。

スクリプトファイル名が「plugin_sample.rb 」、情報ファイルが「plugin_sample.xml 」のとき 、上記「Plugin 」フォルダにplugin_sample.rb 、plugin_sample.xml が転送されます。

サブフォルダを作成して転送した場合は、上記「Plugin 」フォルダに指定されたサブフォルダを作成します。


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備考

スクリプトプラグインをセットアップする際、セットアップツールでプラグインを選択した時点で、以下のメッセージが表示されます。 本件は制限となります。
「はい」をクリックし、セットアップを継続してください。


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Update:2015.02.06