単語ファイルを作成する
辞書ユーティリティの[単語一括処理]・[単語コメント一括処理]シートで使用する単語ファイルは、決められた書式に従って、テキスト形式のデータで用意します。
操作
- テキストを編集できるアプリケーションを起動します。
- テキストファイルの先頭に「!!ATOK_TANGO_TEXT_HEADER_1」と入力し、改行します。
「!!ATOK_TANGO_TEXT_HEADER_1」は半角で入力します。「ATOK_TANGO_TEXT_HEADER」の部分は、大文字/小文字のどちらでもかまいません。
これは、単語ファイル(テキスト形式)に入力された品詞が、ATOKの品詞体系であることを表します。 - 次の項目をタブで区切り、改行します。
- 読み、単語、品詞
- 単語コメント、自動置換する/しない、置換候補1・2・3・4・5
- テキスト形式で保存します。
注意
- OSのテキストエディットで単語ファイルを作成するときは、標準テキスト(*.txt)で保存してください。 リッチテキスト(*.rtf)で保存したファイルは単語ファイルとして使用できません。
こんなときは
- 単語ファイルの中に注釈行を挿入する
- ATOK 辞書ユーティリティの[一覧出力]の[単語出力]シートでも、単語ファイルを作成できます。
関連項目
▲ページの先頭へ戻る単語ファイルの書き方
- 読み
単語の読みを全角・半角を問わず32文字以内で入力します。
ひらがな、全角・半角のカタカナ・アルファベット・数字・記号(#$%&*+-/:;<=>@¥_・ ’ ^ ~ ` ~)を使用できます。
スペース・漢字は使用できません。
読みの先頭に、長音(ー)・濁音(゛)・半濁音(゜)を使用することもできません。 - 単語
辞書に登録する単語を全角・半角を問わず100文字以内で入力します。
漢字・ひらがな、全角・半角のカタカナ・アルファベット・数字・記号を登録できます。
Unicodeを持たない文字は登録できません。 - 品詞
品詞名または品詞番号を入力します。
- 単語コメント
単語に独自に設定できるコメントや置換候補を指します。
全角・半角を問わず、100文字以内で入力します。漢字・ひらがな、全角・半角のカタカナ・アルファベット・数字・記号を登録できます。
コメントを設定した単語の読みを入力し、変換すると、そのコメントが表示されます。確定すると、表示は消えます。
また、入力した単語を別のことばに言い換えるために、置換候補を設定することもでき、校正支援的または辞書的に利用することもできます。 - 自動置換する/しない
文字を変換するとき、設定した置換候補に自動的に置き換えるか置き換えないかを設定します。 - 置換候補1・2・3・4・5
コメントを付けた単語に対して別のことばに置き換えるための候補を設定します。全部で5つまで設定できます。
単語ファイルの例
!!ATOK_TANGO_TEXT_HEADER_1 | |||||
いちたろう | 一太郎 | 固有商品 | 商品名 | しない | |
ゆうびん | 〒 | 名詞 | 宛先 | しない | 〒770-0000 〒581-0000 |
ことぶき | 壽 | 名詞 | 旧字体 | する | 寿 |
わたなべ | 渡辺 | 固有人姓 | 総務部 | しない | san_watanabe@××△△ |
辞書ユーティリティの[一覧出力]の[単語出力]シートで作成した出力ファイルは、そのまま単語ファイル(テキスト形式)として使用できます。
[辞書合併]の[辞書合併]シートで作成した未登録単語ファイル、[一括処理]の[単語一括処理]シートで作成した出力ファイルは、単語ファイルの形式に従って修正すれば、単語ファイルとして使用できます。
これらの単語ファイルに単語コメントを追加すると、[一括処理]の[単語コメント一括処理]シートでコメントを登録できます。