お知らせ

「ATOK Passport」は、2026年2月に進化します。
2月提供の「ATOK for Windows」 新機能・追加機能をご紹介。

2025/11/25

2026年2月に、「ATOK Passport」で提供している「ATOK for Windows」のプログラムをアップデートします。
その新機能・追加機能について、ご紹介します。

“わたし”の毎日に寄り添う、
最高のアシスタント。

進化を続ける日本語入力システム『ATOK Passport』。
その最新バージョン「ATOK for Windows (Tech Ver.36)」では、新たに生成AIを活用し、わたしらしい文章作成を支援する機能として、
文章作成アシスタント「ATOK MiRA(エイトック ミラ)」を搭載しました。

文章作成アシスタント「ATOK MiRA」(エイトックミラ)
ユーザー独自のATOK語彙空間を活用し、生成AIを活用した文章作成を支援

ATOKは、さまざまなジャンルの辞書を取得できるサービス「ATOK わたしの辞書プラス」の設定情報や入力で蓄積された情報を活用し、ユーザーの日本語入力環境をさらに進化させる新しい機能として生成AIを活用した文章作成アシスタント「ATOK MiRA(エイトックミラ)」を提供します。

ATOKクラウドサービスに、生成AIを活用した新たな入力支援、文章作成アシスタント「ATOK MiRA(エイトックミラ:ATOK My Intelligent Rewrite Assistant)」を追加します。
さまざまな文章作成のシーンで、どのアプリケーションでも、“わたし”の一番近くにある日本語入力「ATOK」。
生成AIの利用でありがちな、編集中のアプリケーションと生成AIアプリケーションとの切り替えに手間取ることなく、入力操作の延長線上で呼び出し、シームレスに生成AIと対話し、文章を書き換えることができます。
生成AIを使いこなす上でネックとなる「プロンプトの入力が面倒」「どう入力すればよいかわからない」といった課題に対して、どなたにも手軽にお使いいただける操作性を提供します。
また、ATOK MiRAで作成される文章には、現在ご利用中のATOKの特徴が反映され、“わたし”らしい文体の傾向をふまえた文章を作成できます。
ATOKが長きにわたり積み上げてきた日本語技術の成果として、新たなAIライティング体験をお届けします。

本機能は、2026年2月2日(月)に、「ATOK for Windows 」で提供開始します。

素早く簡単に文章を作成
文章作成のフェーズに応じた操作性

ATOK MiRAは、文章作成のフェーズに応じて、主に二通りの操作方法でお使いいただけます。
①入力中の文章から書き換える
②入力済みの文章を選択して書き換える

パーソナライズされた文章に書き換えられる

ATOK MiRAでは、生成AIによる文章に書き換えるだけでなく、お使いのATOKでの入力に近い文体で書き換えられます。
[わたしらしく]をオンにした場合は、お使いのATOKにおける以下の設定を参照し、ATOK MiRAが自動的に生成AIに指示するプロンプト文を調整します。

参照する設定情報
ATOKプロパティ [入力・変換」シート [基本]-[句点][読点]
[入力・変換]シート [変換補助][送り仮名]
カスタムATOK [わたしの辞書プラス]
マンスリーレポート [入力文の傾向]-[一文の文字数][漢字の割合]
プロンプトプリセット[より丁寧に]による文章作成の例
わたしらしく ATOKの設定(例) 作成される文章(例)
(元の文章)
昨日のお土産ありがとう。ビスケットおいしかったです。
家族も喜んでました。
オフ 昨日はお土産をありがとうございました。
ビスケットはとてもおいしかったです。
家族も喜んでおりました。
オン マンスリーレポート
・一文:15文字
•漢字:20%
昨日はお土産をありがとうございます。
ビスケットはとてもおいしかったです。
家族も喜んでいました。
オン マンスリーレポート
・一文:30文字
・漢字:40%
昨日はお土産をいただき、誠にありがとうございました。
ビスケットは非常に美味しかったです。
私の家族もその美味しさに喜んでおりました。

「ATOK Sync One」(エイトックシンクワン)
4つのOSで入力効率を高める、ATOKクラウドサービス

2026年6月以降 提供開始

ATOK Passportを使う複数パソコンやスマートフォンなどの端末どうしで、変換辞書の学習情報や確定履歴、登録した単語などの情報を共有できるクラウドサービス「ATOK Sync AP」が、2026年6月にリニューアルし、「ATOK Sync One」として生まれ変わります。
新搭載となる「ATOK Sync One」では、Andoroid版「ATOK for Android [Professional]」、iOS版「ATOK for iOS [Professional] 」で新たに変換辞書の学習情報、確定履歴、削除した単語が同期できるようになります。
また、「ATOK for iOS [Professional] 」では、これまでは登録した登録単語の共有のみに対応していましたが、「ATOK Sync One」では、「ATOK for iOS [Professional] 」で登録した単語を他の端末間で同期することができるようになり、4つのOSすべてで双方向に使い慣れたATOKの環境をお使いいただけます。

本機能は、2026年6月以降に提供開始します。

ATOK Sync Oneへの移行後、ATOK Sync APを終了します。

  • ATOK Sync AP
  • ATOK Sync One
“わたし”の入力を、ATOKに統一。

「ATOK Passport [プレミアム]」なら、パソコン、スマートフォン、タブレットで、いつでもどこでも、あなたのことばで入力できます。
複数の端末で同期しても、オンラインで辞典検索しても、文章校正を利用しても、追加料金はかかりません。
ATOK Sync Oneを使って、Windows、Mac、Android、iOSの端末間で登録した単語を同期できるので、使い慣れた自分仕様のATOKがいつでもどこでも利用できます。

ATOK Sync Oneで同期できる情報や設定
  ATOK
for Windows
ATOK
for Mac
ATOK
for Android[Professional]
ATOK
for iOS[Professional]
変換辞書の学習情報 ※1 ※1
確定履歴
登録した単語
削除した単語
お気に入り文書
プロパティ(環境設定)
は新たに同期に対応する情報です。
ATOK Sync APからの移行について(2026年6月以降)

ATOK Sync APでご利用中の情報は、ATOK Sync Oneへ自動的に引き継がれます。

ATOK Sync APで必須だった、アプリケーション無償領域の確保に伴うインターネットディスク(InternetDisk)利用お申し込みも、ATOK Sync Oneでは不要となります。

インターネットディスク(InternetDisk)は、ジャストシステムのオンラインストレージサービスです。

Arm版Windows 11に対応
ATOK for Windows がARM64ネイティブ対応

Snapdragon®Xシリーズプロセッサーに対応し、Arm版Windows 11で、Armネイティブアプリ(ARM64)上での日本語入力ができるようになりました。
Arm ベースプロセッサの性能が発揮されるネイティブアプリ上でのATOKによる入力体験を提供します。
ARM64(x64 互換)、x64/x86アプリでの日本語入力にも対応しています。

本機能は、2026年2月2日(月)に提供開始します。

  • Qualcomm

Snapdragon および Qualcomm ブランドの製品は、Qualcomm Technologies, Inc. またはその子会社の製品です。

モバイルの強化
ATOK for Android [Professional]、ATOK for iOS [Professional] で各種機能を向上

ATOKは、モバイル版の各種機能もアップデートします。
「ATOK for Android [Professional]」、「ATOK for iOS [Professional]」で、ますます快適にお使いいただけます。

UP新しい絵文字に対応

2025年9月にリリースされたUnicode 17.0 の絵文字まで使えるようになります。*1
「すまいる」「しゅくふく」など、読みからの入力も拡充しています。

本機能は、2026年2月2日(月)に提供開始します。

UP口語的文体をスムーズに入力

「ATOKディープコアエンジン」の適用範囲を拡大し、「ATOK for Android [Professional]」、「ATOK for iOS[Professional]」でも、チャットなどのコミュニケーションアプリでよく入力される口語的文体の表現をスムーズに変換できるように強化しました。
「逸材入った」など、助詞が抜けた表現、口語ならではの表現もスムーズに入力できます。

本機能は、2026年2月2日(月)に提供開始します。

UP助詞から入力しても適切に変換

「ATOKディープコアエンジン」の適用範囲を拡大し、「ATOK for Android [Professional]」、「ATOK for iOS[Professional]」でも、助詞から入力しても適切に変換できるように強化しました。「アルプス」と変換確定後に「のやま」と細切れに入力した場合、通常「アルプス/野山」と変換されますが、助詞からの細切れ入力を優先し、「アルプスの/山」と変換されるようになります。

本機能は、2026年6月以降に提供開始します。

UP付属語を含む語の変換を強化

「ATOKディープコアエンジン」の適用範囲を拡大し、「ATOK for Android [Professional]」、「ATOK for iOS[Professional]」でも、付属語を含む語を適切に変換できるように強化しました。

本機能は、2026年6月以降に提供開始します。