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連載 ATOKの“かしこさ”の秘訣とは?

第1回:誤りのない日本語と使いやすさにこだわるから、人の手がかかります。

ATOKの開発拠点は、ジャストシステム徳島本社。そこでは多くのスタッフが、より良いATOKを生み出すために日々開発に取り組んでいます。

ATOKは誕生以来、日本語を扱うすべての人のために「かしこさ」と「使いやすさ」を追求してきました。その思いがあるからこそ、ATOKをお使いのユーザー様のご意見を反映し、専任のATOKスタッフが多くの時間をかけて、ATOKを形にしていくのです。

ATOK作りに直接関わる組織は、大きく4つ。
全体を統括しながらより最良な形での製品化を促進する「製品開発」、ATOKのかしこさの元となる辞書を作成する「辞書開発」、自然言語処理を研究する「ATOK Lab.」、社外の日本語の有識者で組織される「ATOK監修委員会」です。

製品開発
ATOKを最良の形でお客様に提供すべく、製品化を統括。
辞書開発からあがってくる辞書を最適化するエンジンの開発や、新規機能の開発を促進。
「ATOK.Lab」の研究成果を製品に融合、ユーザー様のご意見を取り入れながら、プロダクトとして成形していく。
辞書開発
ATOKの変換精度のコアとなる辞書を作成するチーム。誕生以来、蓄積されたATOK辞書を今の時代に合わせて編集し、厳しい品質チェックを重ねることで、
ATOK変換精度の強化を行っている。
ATOK Lab.
最先端の自然言語処理を研究。「かな」から「漢字」への“変換”のみではなく、言葉そのものを“認識”するという、より根源的な意味での日本語解析を追求。
かな漢字変換の枠にとどまらない研究を続けている。
ATOK監修委員会
作家、日本語学者、辞書家、学校の先生、マスコミ関係者など様々な世界で言葉に取り組んでいる方々が参加し、ATOKの誤りない日本語を監修。ATOKの変換への信頼の元となっている。

それぞれがより高い精度を追求して厳しいチェックを積み重ねることで、ようやくATOKはATOKになります。

そして、もちろんこれで終わりではありません。
ようやく形となった製品をよりお客様に満足の行くものに仕上げるために、ジャストシステムが創業以来培ってきた厳しい品質管理の元に様々な環境での社内テストを繰り返して、ようやくATOKは製品として完成します。

この妥協することない姿勢が、すべてATOKの信頼に繋がっているのです。

次回からは、ATOKの製品化をすすめる最前線の裏側を、各4つの組織で活躍するスタッフに話を聞いていきます。

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Update:2012.01.06